平均寿命とは、その年の死亡率がこのまま変わらないと仮定したうえで、その年に生まれた子供がその後何年生きるか推計したものいい、健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間をいいます。
平均寿命と健康寿命との差は、広がっており、男性では約9年、女性では約12年寝たきりや認知症等の病気で生きていくことになります。
誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。
しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の神経細胞が壊れるためにおこる症状や状態をいいます。
そして認知症が進行すると、だんだん理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。
65歳以上の高齢者で認知症になる人は、団塊の世代(1946~49年生まれ)が75歳以上になる2025年には約700万人、団塊ジュニア(1971~1974年生まれ)が70歳以上になる2040年には約800万人を超えるといわれています。
65歳以上の高齢者における認知症予備軍であるMCI(軽度認知症障害)といえる状態にある方が、400万人(全体の13%)いるといわれています。
高齢化の進んでいる日本では、今後さらに増加傾向にあるといえます。
MCIを放置すると1年で10%、5年で40%が認知症を発症するといわれています。
MCIの段階で対策を行うことで、回復したり、認知症の発症を遅らることができます。
ライフキネティックは、認知症予防に効果的といわれる「運動」と「脳トレ」を組み合わせたプログラムです。
多くの人と一緒にすることで、メンタルヘルスも改善することができます。